ハケンの畦道

ハケンとして働いて思うことあれこれ。

ダイバーシティって最初に言いだしたの誰なんだろう

日本では人材の多様化として捕らえられているので、偏見のない職場を目指すためまずはLGBTについてみんなで学びましょう、ってことでメールが送られて来た。
マツコさんと尾木ママの違いは何でしょう、っていうクイズだった。
まるで珍しい動物を扱うみたいに、いろんな芸能人の名前が挙げられていた。
なんか、すっげえ不愉快で、メール消しました。
そういうのがハラスメントじゃないの。
そういうことこそが、多様性を阻んでいるのじゃないの。
マツコさんや尾木ママが人気があるのは、彼らが真面目で頭が良くて面白いからで、女装していたり女言葉を使うからではない。
畦道は子供の頃、男女って言われました。オトコオンナと読みます。男っぽい女、ってことね。
性格がさっぱりしているからとか痩せててジーンズが似合うからっていう人もいたけど、やっぱり気分は良くなかった。
畦道がオンナだろうとオトコだろうと、そいつには関係ない。私の性的嗜好は、ほとんどの人には関係ない。
職場の人に自分の性的嗜好を打ち明ける気もないし、打ち明けられたくもない。どうしても言いたいなら言えばいいけど。できればあまり聞きたくない。
何でそんなに、みんながみんな分かりあわなきゃいけないのかな。つまんないよ、そんなの。
あいつのこと、よく分からないけど、なんか好きだなあ。一緒にいると楽しいなあ。
それでいいんでないの。
バッタに喰われにアフリカへ、って本を読み始めた。ひとりぼっちのバッタは個性的な色や形をしているけど、大量発生するバッタはコピーしたみたいに同じなんだって。
でも、どっちもバッタ。どっちもそれぞれに意味がある。
そして、多分お互いに理解し合えない。だから別々に生きている。
理解はできないけど、それはそれ。
畦道は野球が大嫌い。同じユニフォームを着ているのを見るだけでゾッとする。でも、だからって野球を否定しようとは思わない。好きな人もいるんだろうな、って思うだけ。畦道はイギリスの音楽が好きだけど、他の人と音楽の話をするのは嫌い。だって好きなのは音楽で人と話することじゃないもの。
それでいいんじゃないの。