ハケンの畦道

ハケンとして働いて思うことあれこれ。

本当に無意味なものは。

平成のうちにやめたかった『ITの7つの無意味な習慣』が面白かったので。
10年ちょっとの畦道の経験から、書いてみました。

【7位】 2要素認証でない「2段階認証」

生体要素は指紋とか目の虹彩ね。PCに認証用の指当てるやつが付いてるの、ちょっと前に流行ったけど、最近見かけない。入り口に指紋認証がついてるやつも、行列ができるから結局裏口から入ったりしてた。
ユーザーとMacアドレスで管理されてるだろうから問題ない、と思いたい。

【6位】 パスワード後送信付きZIP暗号化ファイルメールの無駄な処理

これは7位とかぶるところもある。メール見られてたらまず意味がない。
ハケン会社が書類をメールで送ってくる時にこれだったことがあった。
他では使ったことがない。そういえば役所ではメールアドレスすらもらえなかった。

【5位】 出社してオフィスで使うことが前提のIT基盤

内資でリモートワークしてるのは見たことないな。東京の支店とかだと、社員の八割がリモートだったりするらしい。
けど気をつけて。電話代が自分持ちだったりするらしいぞ。
ハケンの畦道は今のところ関係ないけれど、これからはハケンもそうなるのかな。

【4位】 企業ネットワークのインターネットとの接続口を1か所に絞る

企業ネットワークっていうのはイントラネットのことかしら。えっと、社内でインターネット使うときは、企業ネットワークからインターネットに出て行くのかしら。
小さい会社ならそれでいいんじゃないかな。一つに絞ろうが分けようが、情報の漏洩って「人」を介して行われるから、同じことだと思う。

【3位】 従業員の生産性を下げるIT環境

シャドウITって初めて聞きました。BYODも。ググって調べろっていうわりに制限がかかってたところとか。英語のページは読めた。なんだい。
個人の携帯にPIN送るのって、どうなんだろう。

【2位】 紙原本主義/ハンコ主義

んー、タイムカードが紙のところ、外資でもまだあるね。役所や国立大学はハケンの勤務記録に紙使うの大好き。

【1位】 パスワードの定期的変更、パスワードでのログイン

これはしてる。どこでもしてる。一つだけ、パスワードそのものがなかった会社あったね。
確かに、パスワードって自分が覚えやすいのにしてるなあ。
これはむしろ、自分のキャッシュカードとかに対して注意しなきゃいけないことだわな。

畦道はね。ITにおいて、一番無駄なのは元号だと思う。計算が面倒なだけじゃない。元号を西暦にしたり西暦を元号にしたり、リソースの無駄以外の何の意味があるんだろう。
元号変わったきっかけでいろいろ見直す、っていうのは悪くないと思う。
でも、平成が終わったからって何かか終わったわけでも、始まったわけでも新しくなったわけでもないよ。何かか終わるわけでも、始まるわけでも新しくなるわけでもないよ。