ハケンの畦道

ハケンとして働いて思うことあれこれ。

兵庫県または神戸市

友人のお兄さんの話。彼の友人はみんな東京に出て行ってしまっているらしい。お兄さんは県内の高校と大学を卒業して県内で就職して退職したけれど、そんな人は珍しいんだそうな。

私の友人。出身は神戸なんだけど、東京にしばらく住んでいたことがあって、神戸は仕事が探しづらいらしい。交通費が高いし、その割に同じ仕事でも時給が安い。

職場の知り合い。旦那さんが大阪で働いているらしい。神戸はランチできる店が少なくて高いらしい。

私。神戸で働きたい。近いからだけじゃない、神戸の方が好きなんだ。けど、同じ仕事なのに時給が安い。職場の人がだらしない。

大阪が素晴らしいわけじゃない。

大阪のオフィスで働いている人は、ほとんど大阪出身じゃない。ちょっと前に職場で食事した時に出身地の話になって、十人ほどの中で大阪出身は一人だけだった。ハケン雇うような会社は余裕があるから社員も全国区なわけで、だから地元の人が多い神戸の会社や役所に比べたら、どうしたって見劣りはするわけで。

でもな。

それだけじゃない。

神戸は、素晴らしくない。

見掛け倒しの、中身のない街だ。

それは、震災のせいじゃない。その前からそうだった。大阪のような気概もないし、明石のような思い切りもない。もちろん京都のようなプライドもないし、西宮や芦屋のような落ち着きもない。

イメージに乗っかっているだけの、ハリボテの街だ。