ハケンの畦道

ハケンとして働いて思うことあれこれ。

なんで関西弁なん?

今週のお題「急に寒いやん」

仕事のモチベーション下がったので寒いです。

 

高校の同窓会での出来事なんかを思い出していて。

畦道は不真面目ですが、畦道の友だちはみんな真面目で賢いのです。だから、高校時代に臨床検査技師になりたいと言っていた友人は、ちゃんと勉強してちゃんと技師になるのです。
なんしか不勉強な畦道は、臨床検査技師が何かも知らんかったわけです。そんな畦道に、友人は臨床検査がどんなものか教えてくれました。へえー、を連発する私に、優しい友人は、ごめんな、こんな話つまらんかったやろ、と言うのでした。
ううん。それがどんなに大事で、世の中に必要な仕事か、よく分かったよ。
その時は高卒で、仕事もほとんどしていなかった畦道は、急に恥ずかしくなったのです。
こんな真面目で誠実なクラスメートと一緒に勉強していたのに、私は何しているんだろう。

通信制の大学でも大卒と名乗ってもいいのを知ったので、日本で一番でかい、気楽そうな日本大学に入学することにしました。思っていたより、すっと面白かった。
まあ、結局大学を出てからもしばらく無職やらバイトやらで、10年近くまともには働かなかったわけですが。

日本で新型コロナで亡くなる人が少ないのは、医療従事者が懸命に働いているからでしょう。
自分は寝る時間を削ってでも、患者のために働いてくれているからでしょう。
それは、患者のためを思うからでしょう。
誇りを持って、自分の仕事をしているからでしょう。
日本人が優秀なのは、自分の仕事に誇りを持っているからでしょう。
責任を持っているからでしょう。
そうじゃないですか。
畦道、間違ってますか。

今の会社、いや、今の部署では、医療従事者は環境のことや患者のことには興味がないってことらしいです。医療廃棄物を減らすことが持続可能社会の実現につながるなんてことは、医療従事者は考えていない、んだそうです。
ふうーん。
私の友人は、そんなじゃありません。
薬の効き目や患者に与える影響を、様々な情報を積み上げて形にしていくことに、とてもやりがいがあるって、思っているはずです。いや、思っていなければ、あんなに根気が必要で、学ぶことが山ほどある職業を選ぶはずがない。
社会的に意義のある仕事につきたいから、それが働くことの意味だから、だから医療従事者になるんです。
そうでしょう?

畦道は、子供の頃、ちょっとだけ医者になりたいなと思ったことがありました。数学と理科が得意で、手先も器用で、血も怖くないので、外科医とかいいなあ、と思ったことがありました。
でも、自分には無理だと思ったのは、成績がそれほど良くないことに気づいたこともありましたが、自分は献身的ではない、ということに気づいたからでした。
医者になったら、自分より患者を優先しなければならない。身を呈して、救わなければならない。
できないです。
畦道は臆病ではないです。でも、人を助けることに自分の命はかけられない。

だからせめて畦道は、一緒に勉強した友達に、恥ずかしくないように働きます。
命は掛けられないけど、仕事に全力投球もしないけど、できる限り定時で、できることをします。